- 相談
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様々な建築の相談を伺います。
家のこと、店舗のこと、将来のこと、趣味や費用、敷地のことなど建築にあたって様々考えなければならないことがあり、具体的にしていくために一つ一つ整理していくことが必要です。
お話を伺わせていただき話し合うことで、要望が整理されていきますので、この要望がどの程度の大きさの建築となり、どういった費用が掛かってくるのかを把握することができます。
こちらからも、様々聞かせていただきますので、自分たちで気づかなかった要望が出てくるかもしれません。
「何を話せばいいのか。」「どう進めたらいいのかわからない。」といわれることがありますが、そう言って話を始めていただければいいのです。
直接会って話し合うことで見えてくることがたくさんあると思います。 - 基本設計(2~3ヶ月)
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1/100の縮尺で、建築の平面プランと外観、敷地に対する配置及び外構の計画作業です。
相談をしていただいて、設計依頼を考えていただけましたら、基本設計に入っていきます。(※この時点ではまだ契約の必要はありません。)
基本設計に入るにあたり、具体的な要望を箇条書きにまとめてきていただきます。この要望書に沿いながら、こちらから様々確認させていただくことで要望をまとめていきます。
まとめられた要望をもとに、必要な建築の大きさ、敷地の持つ特徴、予算配分、法規等を踏まえ、平面プランと建物配置、外構造園計画を図面と模型、スケッチでなるべく複数提案させていただきます。
具体的な提案を見ていただくことにより、あらためて自分たちの望んでいるものが見えてくると思いますので、要望を再確認し、必要に応じ、この作業を重ねて平面プランと外観、概算工事費を決定します。
建築は立体を造る作業ですから、図面だけでなく模型を用いて敷地周辺との関係や、敷地内での配置を考察することにより、室内プランだけで完結するのでなく、外部空間との関わりも考察していきます。その敷地の良いところを見つけ活かすことは非常に大切で、これにより室内の雰囲気も豊かで魅力的なものになります。
- 設計監理契約
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基本設計でプランと外観が決定となりましたら、設計監理契約をしていただきます。
- ※設計監理料は基本設計時の概算工事費より算出し、竣工時までに追加等で工事費が増加した場合は、最終の支払いで調整させていただきます。
- ※契約に至らない場合は、提出書類、模型等の返却と、提示プラン等の著作権の確認書に記名押印していただき終了となります。(この際は、ここまでの作業料金は発生しません)。
- 実施設計(2~3ヶ月)
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基本設計で決定した案の詳細、設備等の打ち合わせを行い、1/30又は1/20及び1/50の縮尺で設計図書を完成させていきます。
この設計図書を用い、施工業者が見積もり、施工を進めることとなります。 - 建築確認申請
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建築主の代理人として確認申請書を作成し、検査機関に対し確認申請をします。
確認申請とは、建築主が建てようとするものが、建築基準法に合法であるかを検査機関に確認してもらう行為です。
確認済証を発行してもらい建築が可能となります。
- ※必要に応じ確認申請に先んじて地区計画、農地転用、性能表示、フラット35等の申請を行います。
(上記申請には申請費用が別途掛かります。)
- ※必要に応じ確認申請に先んじて地区計画、農地転用、性能表示、フラット35等の申請を行います。
- 見積依頼(1~1.5ヶ月)
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施工業者に見積もりを依頼します。要望により複数社又は信頼できる1社、あるいは建主からの業者指定も可能です。
施工業者から提出された見積書の内容を十分にチェックし、実績も加味したうえで選定します。
又、見積もりと予算、工事内容の調整を行い、工事金額を決定します。 - 工事請負契約
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施工業者と建て主の契約に立ち会い、契約内容の確認をします。
地鎮祭、着工日等の日程もこの時決めます。
(建築瑕疵担保保険の内容説明も施工業者からしてもらいます。保険料は工事費に含まれます。) - 工事監理(5ヶ月~)
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様々な業種の職人の作業を段取り、施工を進めるのが施工会社の仕事(工事管理)です。この作業が設計図通り行われているのかを、施工業者でない第3者として監理するのが設計事務所の仕事(工事監理)です。
施工業者でない設計士が施工業者と協力して施工を進めることにより、よりよい施工が実現できます。
施工期間中も建築現場での建主との打ち合わせを行い、実際の建築の中で仕上げや、照明、コンセント位置、造作家具の高さなどの確認をさせていただきます。又、施工期間中に検査機関に対し中間検査申請を行い、中間検査に立ち合い、検査済証を発行してもらい施工を継続します。 - 竣工検査
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引渡し前に施工会社とともに竣工検査を行い、必要があれば手直しを行います。前後して検査機関に完了検査申請を行い完了検査に立ち会い、完了済証を発行してもらいます。
飲食業などの場合保健所の検査もあります。
(保健所への申請は建主自身で行っていただきます。)
(この期間に登記の準備、火災保険の加入を行っていただきます。) - 引渡し
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施工業者より設備機器等の取扱い説明や、再度瑕疵担保保険の説明を受け、引渡し証明書等の書類と鍵を受け取っていただき引渡しとなります。
引っ越し前後で建築の登記を行っていただき、その後市役所の税務課の検査が入ります。(検査は入居後可。) - 一年点検
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引渡し1年を過ぎましたら、1年点検を行わせていただきます。
季節により無垢木材使用部分など動きがありますので、必要に応じ調整します。
その後はご希望により、5年、10年点検を行います。
住宅、店舗等 | 総工事費の10% (総工事費が2000万円以下の場合10〜15%) |
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リフォーム、 テナント改装等 | 総工事費の10% (総工事費が1000万円以下の場合10~15%) |
- 構造設計料について
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鉄骨造、鉄筋コンクリート造、及び木造3階建等の法的に構造計算が必要なものは、別途構造設計料が必要です。(工事費の1~2%程度 ※難易度にもよります。)
その他法律上構造計算が必要でない建築でも、耐震等級を取得する場合には構造計算が必要です。 - 遠隔地の場合
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遠隔地の場合別途交通費が必要になることがあります。
県内外設計監理承ります。お気軽にご相談ください。
- 設計監理料の支払い時期
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基本設計完了時(契約時) 30% 実施設計完了時 40% 工事監理中(中間検査完了時) 15% 竣工時 15% - その他費用(設計監理料、建築費以外)
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- 建築を行うにあたり、確認申請、中間検査、完了検査の費用の支払いが発生します。(規模により金額が変わります。)
その他の申請が必要な場合申請費及び申請料が必要です。
(地区計画、農地転用、性能表示、フラット35、その他助成事業など。) - 地盤調査費(スウェーデン調査の場合:3万円程度、ボーリング調査の場合:15万円程度)
- 地盤調査により地盤改良が必要な場合があります。
(木造で1階面積が20~25坪程度、支持地盤が4~5メートルの深さの場合で100万円以内です。) - 地鎮祭:地鎮祭終了後神主等に玉串料として直接渡していただきます。全て神主に準備をしていただいて2~3万円。(依頼先による)
- 上棟式:祝儀として10万円程度、その他職人のお弁当代
職人等に持ち帰ってもらう赤飯、酒など。 - ブラインド、ロールスクリーン等
- 引き渡し前後に、登記費用、火災保険料が必要になります。
- 建築を行うにあたり、確認申請、中間検査、完了検査の費用の支払いが発生します。(規模により金額が変わります。)